子どもの人見知りは克服させるべき?接し方で一番大切にしたいこと。

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人見知りや警戒心が人一倍強い息子。

現在、縁があって児童発達支援センターへ通っています。

通い始めて早くも2ヶ月が経ちました。

こんにちは、奥戸サオリです。

今回は息子が通う園で学んだことの一つ。

人見知りが強い子どもとの接し方についてお話します。

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目次

子どもの「人見知り」をどう捉えるか。

我が家の息子は1歳になるぐらいから人見知りが始まりました。

主人の実家に行くと、毎回おじいちゃんおばあちゃんを見ては泣き叫ぶ日々(;^_^A

最初の頃はそんなに強くなかった人見知りも日を追うごとに強くなっていき、同年齢くらいの子どもたちが楽しそうに遊んでいる場所へ行っても息子だけ全く遊ぼうとせず、私にしがみついて離れようとしない姿を見ていると、徐々に不安になってきました。

「このまま私にべったりで大丈夫なんだろうか?」

「社会性が身につかないまま、自立できない子になったらどうしよう。」

主人も私も人見知りなところはあるので、「やっぱり遺伝なのかなぁ。」とまで考えることも。

つまり人見知りを否定的に捉えていました。

しかし入園をきっかけに「人見知り」は克服しなければならないものではなく、成長過程で見られる大切な行動の一つなので、否定的に捉える必要は全くないということを学びました。

接し方で気をつけたいこと。

人見知りを否定的に捉えてしまうと、「早く慣れさせなければいけない。」と考えてしまいがちです。

物怖じしてしがみつく我が子を無理に離してお友達と遊ばせようとしたり、分離を嫌がっている状態のまま集団生活をスタートさせたり。

実際のところ専門職の方の中にも、「人見知りをなくすためには心を鬼にして親から離れる練習をした方が良い。集団生活をさせれば自然と人見知りはなくなりますよ。」と勧められる方もいるようです。

こうした場合、最初は嫌がっていたのに嫌がらなくなったと感じることもあるかもしれません。

一見「人見知り」を克服できたと感じるかもしれませんが、果たしてそうでしょうか?

ここで気をつけたいのは、子どもの気持ち(内面)を無視した働きかけが、その子どもにとってプラスに働くことはまずありません。

接し方で一番大切なこと。

結論からお話しすると、まずは子どもの不安をしっかりと受け止めるということ。

決して無理をさせず、子ども自身が安心して、納得できた状態で初めて次に進めます。

不安を受け止めてもらい、意思を尊重してもらう経験を積み重ねることで、安心感や人への信頼感が生まれます。

そしてその「心の支え」が生きていく土台となり、自立心が育まれていきます。

具体的にどうすればいいのか。

前回の記事、息子の入園を例にお話しします。

▼人見知り&警戒心が強い息子の入園。3週間一緒に通ってみました。

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ただ育休明けすぐにお仕事に復帰しなければいけない場合など、「3週間も一緒に通えないよ!」というのが正直なとこですよね。

ここでお話ししたい要点は、ただ単に長く一緒に通えば良いということではありません。

一般的な慣らし保育の期間は1週間~10日ほどなので、その期間は子どもが不安に思っていることをしっかり受け止めるようにして、何かすることを嫌がった場合はお母さんがお手本を見せる形で一緒にやってみたり、本人がしたがらない場合は無理にさせなくても構いません。

子どもの要求に応えてばかりだとわがままにならないか不安に思うかもしれませんが、「理解してもらえて良かった」「この人は自分の気持ちをわかってくれる人だ」という経験こそが気持ちの通じ合う人間関係を築きます。

危険なこと以外はできる限り要求に応えてあげてください。

もちろん子どもによって慣れるペースは異なりますが、短い期間であっても園でも家でも地道に丁寧にこのことを繰り返すことで、子どもにとって確かな「心の支え」となり、チャレンジしてみようという意欲がわいてきます。

そして「心の支え」ができれば、たとえ困難に直面しても(母親とバイバイしても)「支えがあるから大丈夫」(必ず迎えに来てくれるから大丈夫)と思え、自信がついてきます。

最後に

私も初めての子育てで、人見知りや警戒心が人一倍強い息子とどう接するべきか、悩むことが多々ありました。

でも今回の入園をきっかけに、何が一番大切なのかを知ることができました。

「依存」と「自立」は対義語のように定義されていますが、人は誰しも皆、依存(心の支え)があって初めて自立できるということです。

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