私は妊娠20週から入退院を繰り返し、約2ヶ月間、24時間点滴漬けの入院生活を送りました。
切迫早産の入院生活というのは、長期にわたることが多く、その連絡を受けた方は「できればすぐにでもお見舞いに行ってあげたい。」と考えられる方も多いと思います。
ただし切迫早産の入院生活は、とにかく安静を強いられることも多く、お見舞いに行く場合は気をつけてほしい点がいくつかあります。
こんにちは、奥戸サオリです。
今回は自分が実際に切迫早産で長期入院した経験を元に、切迫早産のお見舞いに行く際に注意してほしいことや、励ましとして嬉しい言葉と気をつけたい言葉などをまとめました。
目次
切迫早産のお見舞いに行く際に注意してほしいこと
そもそもお見舞いに行って大丈夫かどうかの確認
実はこれが一番大事だったりします。
これはどんな病気やケガでの入院でも同じことが言えると思いますが、一番重要なのに気持ちが先走って、うっかり見落としがちな部分だったりします。
先にも書きましたが切迫早産での入院中は、24時間点滴漬けや安静を強いられることが多く、ひどいときはシャワーやトイレすら自由に行けなくなります。
そこまでひどくなくても、シャワーは2~3日に一度しか入れないということはよくあります。
2~3日シャワーに入っていない状態ですっぴんのままだと、突然のお見舞いには困惑してしまいます。
必ずお見舞いに行っても大丈夫かどうか、確認されてから行くようにしましょう。
この時にもし遠回しにでも「お見舞いは(来なくても)大丈夫」などと言われた場合は、謙遜ではなく本心(安静度合いが高いなど)の場合もあるので、
「じゃあ話し相手になってほしいときや、なにか困ったときはお見舞い行くから、遠慮なく言ってね。」
など一言添えて見守る、というのも選択肢の一つかもしれません。
事前に面会時間など確認する
病院によって面会時間は異なります。
私が入院していた病院の場合ですが、毎日午前中は診察があり、面会は平日は15時~20時、土日祝は13時~20時となっていました。
また配偶者と両親・義両親以外の面会は、病室ではなく、ロビーのようなところでしか面会できないなどの決まりがありました。
病院によって決まりは様々なため、お見舞いに行かれる場合は必ず事前に面会時間などの確認をしておきましょう。
できればお見舞いは短時間で
これは入院されている方の状態にもよりますが、切迫早産の安静というのは、実は座っている状態も良くないんです。
基本は体を横にして「寝たままの状態」でいることが「安静の状態」となるため、入院中も座るのは食事のときやシャワー・トイレのときくらいです。
しかし入院中の方も「わざわざお見舞いに来てくれたのに、終始寝たままでお話するのは失礼よね。」と思ってしまうもので、少々無理をしがちです。
もし入院中の方が座った状態でいた場合は、「しんどいときは遠慮なく横になってね。」等、声かけしてあげるといいかもしれません。
また入院中の方が仲の良いお友達だと、積もる話で盛り上がるかもしれません。
ただでさえ入院中は有り余る時間と動けないストレスで、誰かにグチの一つでも聞いてほしくなります。
ですがあまり長居してしまうと入院中のお友達の体に負担をかけてしまうことにもなるため、切りのいいところで「続きはまたいつでも聞くから、ラインしてね。」など伝えて帰るのもいいかもしれません。
励ましで嬉しい言葉と気をつけたい言葉
嬉しい言葉
切迫早産で入院中の方に対して、なんと言ってあげたらいいのか悩まれる方も多いのではないでしょうか?
「頑張れ」って言って良いのか?悪いのか?
何か気の利いた一言はないか?
でもこの記事を読まれている時点で、すでに入院されている方のことを気遣っての行動だろうと思われます。
ですので、素直にそのまま伝えてみるのもいいかもしれません。
「切迫早産のことよく知らなかったから少し調べたんだけど、いろいろ制限されて本当に大変みたいだね。なにか私にできることあったら遠慮なく言ってね。」
私ならこう言われたら、「えっ、私のためにわざわざ調べてくれたんだ。」と、もうそれだけでも十分嬉しかったりします。
また「頑張ってね」という言葉は避けた方が良いという意見もよくあるようですが、どうなんでしょう?
私は何に対しての「頑張ってね」なのかによって変わってくるんじゃないかと思います。
例えば「早く良くなるように頑張ってね。」や「赤ちゃんのためだから頑張ってね。」だとプレッシャーを感じるため避けた方が良いと思いますが、「ずっと横になってなきゃいけないって大変だけど頑張ってね。」だと、現状のツラさを理解してくれてる上での励ましなので、素直に嬉しいです。
気をつけたい言葉
切迫早産での安静生活というのは、実は想像されている以上にツライものだったりします。
私も最初の頃はずっと横になってていいなんて、そんな楽な生活していいのかな?ぐらいに思っていましたが、実際は楽どころか想像を絶するツラさでしたー(;´∀`)
そのため実は少し気をつけたい励ましワードというのがあります。
「赤ちゃん産まれたらしばらくはお世話で全然眠れないから、今のうちにしっかり休んで。」
「安静生活はきっと赤ちゃんがくれた休息時間だよ。」
わかるんです。私もきっと経験してなかったら同じようなことを言っていたと思います。
なので経験者としてあえて言わせてください。
『安静は カラダ休むも ココロ休まず』(字余り)
実際は身体の方も、点滴の副作用や針の刺しかえに次ぐ刺しかえでボロボロだったりします(;^_^A
毎日赤ちゃんが出てきやしないかと不安で眠れない日もあったりします。
NGワードというほどではないですが、状況によっては少し気をつけた方がよい言葉として挙げてみました。
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